水墨画と歌舞伎

  • 2024.03.11 Monday
  • 07:21

水墨画**************

なかなか鑑賞する機会のない芸術

読書好きなご夫妻から

2022年に映画にもなった(知りませんでしたが)

砥上裕將

「線は、僕を描く」「一線の湖」を頂戴して

想像力を最大限に発揮して読んでみました

筆遣いや絵の構成、描く作者の思いなど、

作家の表現力は一体どうなっているのか

本当に信じられない気持ちで読みました

とにかく、近いうちに水墨画の展示会に足を運んでみよう!

と思っています

 

歌舞伎**************

様々な本を(漫画も)読破する長男は

この本読んでるの?じゃぁ…と勧めてくれたのは

吉田修一「国宝」

先日、李相日監督、吉沢亮主演

映画化が発表されたようです

中村巌次郎丈の好意により

“黒衣”の衣装で歌舞伎の表裏を経験した筆者

講談のような語り口で綴られる小説

あっという間に読み切りました

文中に登場する歌舞伎の演目にも簡潔な説明がつき

初心者にもわかりやすく

あとがきには、小説との関係性まで推察して

なるほど〜!とうなってしまいました

 

芸を極めることはおよそ凡人には絶対無理なので

美術館に足を運んだり

せめて小説や映画の世界で堪能しましょう

 

 

 

 

 

 

 

あなたへ、の本

  • 2023.05.05 Friday
  • 00:29

くもをさがす

 西加奈子 著

       2023年4月20日 書き下ろし

私小説です

カナダ

乳癌を宣告され

カナダにおける壮絶な治療の記録

おりしも、コロナ禍にあり

日記とほぼ同時に綴られた小説

終始、ショッキングな事実を突きつけられながらも

カナダ人の言葉は、コミカルに、まさかの

「関西弁」!で書かれます

たとえば

『マレカ医師、めっちゃ腕ええで!』みたいに

 

私の周りにも

ここ数年の間に

乳癌を宣告され、克服された方が

沢山いらっしゃいます

著者は、両乳房を摘出しました

カナダの国民性、病院や医師や看護師の

患者に対する体制や態度の違い

摘出手術後は、なんと日帰り!

 

カナダと日本の医療はだいぶ違うかもしれませんが

目的は、がんの消滅、再発の防止に変わりはない

周りの人々に支えられ、ハグされながら

『がんサバイバー』となった著者

 

そして克服した時の心の在り方とは…

”あなた”も是非読んでみてください

 

 

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>

時計

selected entries

categories

archives

recent comment

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM